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不倫がはびこるのは男の過去にこだわらない女の特性に一因がある

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主催者側も、ものすごいキャスティングをしたものだ。しかし、Kさんもおとななら、いやあ、女房がお世話になっちゃってのジョークの一つも言えばいいのに。それか、逆に、マッチが出るなら、司会は嫌だとゴネるとか。

不倫がはびこるのは男の過去にこだわらない女の特性に一因がある。テレビの音楽祭を見ていたら、司会者が、前年の大賞受賞者近藤マッチにインタビューをしていた。Kさんが、おまえ、俺の女房にちょっかい出したのかと、マッチの胸ぐらをつかんで揺さぶるかと思ったが、当たりさわりのない会話で終始した。

出女房の浮気相手と噂される男と舞台上に立ち、全国に放映され、ジョークを言うでなく、マジでつかみあうでもなく、エへラエへラしていたKさん。じつは、すごい男なのかもしない。さて、一般に、男にとってもっとも手を出したくないのは友人の恋人、妻、だそうだ。というか、知ってる男の手拓にまみれた女なんか抱きたくもない、というのが本音らしい。

世の中にあれほど不倫がはびこっているのも

世の中にあれほど不倫がはびこっているのも、よその女の手拓にまみれた男でも、奪えば嫡しいわと考える若い女性が多いからであろう。それにしても、Kさんやマッチを見ていると、こんな世間の通念も馬鹿馬鹿しくなってくる。

女だって、そうでしょう。友人の恋人だった男なんて嫌でしょうと、この話題をひとしきり話し合ったあと、男性編集者が私に言った。いや、女は、きっと、知ってる女から奪い取った喜びの方が大きいと思う。

現に、私は、妻の前夫と一緒に旅行に出かけた若い男性を知っている。恋愛における男女の特性というものも、益々混乱をきわめつつある今日この頃である。で、今後を予測するに、男女のつき合いも、男だから女の過去にこだわるとか女だから、男の過去は許すといった演歌っぽい情念は消え、むしろ、同性間の友情に近い恋愛感情が主流となるのではないだろうか。お互いウソはつかない。困った時には助け合う。といった、友情の基本コンセプトが、そのまま恋愛関係のイシズエに移行しそうな気配なのである。

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