ファッション

服のサイズが11のディロンの写真は批判を浴びた

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サイズ一二以上の女性をターゲットに据えたファッション&ビューティ雑誌モードについて考えてみよう。発行人は最終的に、廃刊は不況のせいであって発行部数の低迷によるものではないとした。この雑誌は発行部数六〇万部と大健闘したが、一〇〇一年九月にあえなく廃刊になってしまった。実際そのとおりなのかもしれないが、読者や広告主の関心をそれほど集められなかったために行きづまったのも確かである。

ヴォーグは、これでスキニーなモデルばかり使ってきたことについて苦情を寄せ続けた読者も機嫌を直してくれるとふんだのだろう。だが、そううまくはいかなかった。サイズ一一のディロンの写真は批判を浴びた。さまざまな女性の体型を示せば、読者もファッション業界も、女性は体型いかんにかかわらず素敵に見えるということを思い知るんじゃないでしょうか。太めの体型が雑誌の常連になったとしても、消費者は本当にポジティブに反応するのだろうか?

雑誌が大柄なモデルを使おうと考えることは評価できるし、そういう雑誌が存在することは嫡しいし、雑誌がもっと現実的なサイズを見せようと考えることは歓迎できる。唯一の問題は、そういう雑誌は売れないし、そのために廃刊に追い込まれてしまうということだ。このモデルだけが気味の悪い大女として目立ちすぎることになってしまったと、読者からクレームが出た。

アメリカ人女性の四〇%がサイズ一二以上

統計では、アメリカ人女性の四〇%がサイズ一二以上だという。だが、結局はあまり読んでもらえず、またしてもスキニーなモデルに軍配が上がったのだった。そうした人たちがもっと購読してくれていれば、モードは社会現象となり、失敗とは無縁の存在になっていたはずだ。

ファッション・ヴィクティムは、途方もなく美しい服をとんでもなく細いモデルが着ているのを見て、その服を手に入れ、そのモデルのようになりたいと願う。だが、いざその服を買って着てみても、モデルみたいにカッコよく見えなくてガッカリ。

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