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組合の作った服は大多数の消費者にとって

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自分は騙されてるんじゃないか。ただファッションの権威者の名前が貼り付けられているというだけで、デザイナー・グッズに余計にお金を支払っているんじゃないか。そんな疑問を密かに抱いたことはないだろうか?

組合の作った服は、大多数の消費者にとっては、いつでもごひいき店で買えるという代物ではない。それに、ユニオン・ラベルにしても、しょせんはそれほど信頼できるものではないかもしれない。UNTTEに加盟するニューヨークの工場の四分の三が、賃金や労働時間、安全などの規則に違反しており、ほかならぬ組合自身の基準でいうスウェットショップに相当する、という研究結果さえあるからだ。そうすると、自分の持っている服がよい労働条件下で作られたのかどうか、そもそも知ることなどできるのか、という話になってくる。

一九九九年のメリーマウント大学の調査(『消費者とスウェットショップ』)では、「スウェットショップで作られた服を買わずに済むためには、どんなものがあったら便利だと思いますか?」という質問に、回答者にの五六%がフェア・レイバー・ラベル、と答えた。

スウェットショップ労働力を使っている

他方、スウェットショップ労働力を使っている、あるいは黙認していることが確認された企業や店のリストを挙げたのは三三%だった。だが、企業名の特定は簡単ではないことも多い。同じ会社でも、工場ごとに労働条件が異なることも考えられるからである。ジョン・F・へニング国際労働関係センターのケイティ・クアンを始めとする多くの労働権利問題活動家は、組合労働者ならおそらくは世間並みの賃金をもらっているはずだとして、ユニオン・ラベルのついた服だけを買うように勧めている。だが、それには努力が必要だファッション・ヴィクティムの大半が嫌がることである。

ファッション・ヴィクティムには、名のあるブランド商品は、デザイナー所有の工場で、特殊訓練を受けた労働者が高い報酬をもらって作っているのだという幻想を抱いている人が多い。だが、これまで出てきたさまざまなスウェットショップ話からわかるように、現実はそうではないのだ。

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