バイク

ファミリーバイクは最も安く手軽に買えるが

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バイクをまず最初に手に入れるとしよう。最も安く手軽に買えるのはファミリーバイク。車種構成も豊富でデザインもバリエーションに富んでいる。しかしファミリーバイクのメカニズムをよく調べてみよう。エンジンはほとんどが単気筒2サイクル。もうひとつ共通している点は、ミッションがあるかないか、あるいはあっても、たまに2段か3段かの簡単なものであるということだ。それもクラッチレバーのない、オートクラッチがすべてなのだ。

オートバイのライディングテクニックは、メカニズムや性能を正確に知ってこそマスターできるのだし、次のステップアップにもつながる。愛車の大ざっばなエンジン回転数を耳や振動で体に覚え込ませるまでは、走行中の段数とそのスピードメーターの関係を知るために何速にはいっているか注意する必要がある。その段階を過ぎたら、段数を気にしないでも走れるようになるはずだ。そして、そのバィクのエンジンが持つ最も有効なパワーバンドをフルに駆使して走れるようになれば、あなたはすでにスポーツライディングを無意識のうちに身につけてしまったことになる。

あくまでもお買い物用に開発されたもの

また、ファミリーバイクは、あくまでもお買い物用に開発されたもので、スカートでも乗れる手軽さを目標に設計したバイク。もし、あなたが将来とも2輪に乗り続け、ステップアップしていこうとするなら、たとえはじめてのバイクでもファミリーバイクを選ぶのはやめたほうがいい。クラッチもなく、ニーグリップも活用できないでは、2輪テクニックを磨きようがないからだ。

ライデイングポジションも背中をまっすぐに立てなければならない、いわゆる腰かけ型が多い。しかも、足を揃えて乗るステップスルー型も多い。たとえまたがるタイプといえども、膝ではさみ込むタンクもなく、ニーグリップを使うことすらできないのだ。したがってファミリーバイクでは、ライディングフォームを正確に取って、基本に忠実な乗り方をしようと思ってもできるはずはなく、また、そういった用途に使うバイクでもない。

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