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ドライブデートの行き先を決める

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ドライブは、デートの究極である。クルマの助手席に乗る女性は、途中で彼がいやになってもクルマから飛び降りることはできない。完全な個室なので、彼の手が横から伸びてくることもある程度は覚悟しなくてはならない。だから、ドライブの誘いに応じる女性には、それ相当の「決意」があると考えていい。

ある二〇代後半のサラリーマンが、こんなことを言っていた。「彼女にね、三浦海岸にドライブに連れていってほしいとせがまれたんですよ。でも、ちょうど紅葉の季節だったんで、『それはり、日光に行こう」と言って、強引に押し切ったんだけど、彼女は、日光に出没するサルをこわがっちゃってね。けっきょく、あのデートは失敗だったなあ」。

ドライブとは、恋愛第一ステージのクライマックスと言える。そのドライブの行く先については、できるだけ彼女の要求を取り入れたほうがいい。クルマのハンドルを握るということは、デートの主導権も全面的に握ることを意味する。それが前提になるのだから、行き先については彼女の意をくんでやらないと、彼女は、ただ荷物のように運ばれるようなっまらなさを感じてしまう。

お互いの恋愛感情を高める

彼女が「日光のサルをこわがった」とは言うが、それは、三浦海岸に連れていってもらえなかった不満の表れと解釈すべきだ。ウィーン大学のエリック・クルシュラー博士は、「カップルは共同作業を通して、お互いの恋愛感情を高める」との研究結果を発表している。

男の欲望にパックされて運ばれる「捕らわれの身」という感さえ抱くかもしれない。なかには、「ドライブの行き先は男が決めたほうがっ頼りがいのある男、の印象をあたえられる」という男もいそうだが、それは、あまりにも古いマッチョ思考というものである。「三浦海岸にドライブに行きたい」とせがんだ彼女を日光に連れていった先の彼は、その点がわかっていなかった。

ドライブの行き先を彼女に相談するのは、「共同作業」にほかならない。フルアテンドを男のあるべき姿だと思っている古風な男性は、クルシュラー博士の理論に耳をかたむけてもらいたいものだ。

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