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ディズニーの工場だろうとナイキの工場だろうと

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アパレル工場の監査は、財務会計士にクリップボードとチェックリストを持たせて工場に送り込めばいいというような単純なものではない。それなのに、それだけで済ませてしまっている会社が多いのだ。「衛生面や安全面の監査方法は、何年も学校に通って学ぶものです。だから、いかに優秀な人だとしても、会計士にいきなり問題を見抜けるはずはないんですよ」。

多くの会社はすでに世界中に会計事務所を持っているので、「ほら、うちにはこのとおり中国語を話せる人材の豊富な上海事務所がありますから、ディズニーの工場だろうとナイキの工場だろうと、明日そこから派遣できますよ」などと言う気になってしまうのだ、とオルーク博士。

独立監査システムは万全でないとわかっていても、企業群が監査に合格したと吹聴するのを止めることはできない。それでも、オルーク博士はこう主張する。「不備な監査システムは、百害あって一利なしということになりかねません。工場が抱える真の問題から注意を逸らしてしまう可能性があるからです」。

フルー・ザ・ルームのシャツがどのようにしてできたか

UCLAの一年生だったアーレン・ベンジャミンは、キャンパス内の売店で買ったフルー・ザ・ルームのシャツがどのようにしてできたかを調べ始めた。まずは本社に電話をしたがなかったため、人権活動家である母のメデアとともに、ホンジュラスのサン・ペドロ・スーラへと。ふたりは、この地域でフルーツ・オブ・ザ・ルーム製品を作っている工場を五つ突き止めたが、皆、けんもほろろのあしらいである。結局、地元の組合のリーダーたちと話をして、やっとスウェットショップの恐怖の実態を少しばかり聞き出すことができたのだった。

とにかく、いつの日かファッション・ヴィクティムが、新たに買う服の一着一着にまつわるささやかな歴史を掘り起こす労も厩わない、本当に意識が高い消費者になる時が来ることを祈ろう。ただし、現状から察るに、それは容易なことではないようだ。

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