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デザイナーのエゴ

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ティアニーが綴る。なぜモデルたちは飢えなければならないのか?ファッション界には、服はハンガーのような体に着せたほうが映えるからという模範解答がある。だが、おそらくはデザイナーのエゴもあるはずである。彼らは女性らしい曲線が自分の傑作から人々の視線をさらっていってしまうことを望んでいないのだ。ティアニーなら、何か妙案はあっただろうか。

そもそもデザイナーものに大きめサイズがないこと自体、サイズに対する知覚に影響を及ぼすものだ。二〇〇一年、ベッツィ・ジョンソンが春夏コレクションにプレイボーイ誌のプレイメイトたちを使った時には、実際に服よりも胸の大きいモデルたちのほうが注目を集めてしまった。DKNY、ラルフ・ローレン、シャネルのように、プラス・サイズを出しているブランドもあるにはあるが、ごくまれである。しかも、それは需要がないからではないのだ。サイズ一一以上を着ているアメリカ人女性は、全体の四〇%に当たる約六五〇〇万人もいるのだから。

僕の服を着たいなら着せてもらわなければ

ミニスカートがはやれば太ももを露にするし、ヒップにぴったりしたジーンズを空牙いておへそを出したり、タンクトップを着て腕を見せたりする私たち。今や、より露出度の高い服を自由に着られることは、エンパワーメントのしるしと考えられている。デザイナーは理想とする体型を思い描いて作品を作るけれど、その体型というのは普通は大きめではないものである。

二〇〇二年の秋、カール・ラガーフェルドは、僕の服を着たいなら着せてもらわなければ、と言い放った。ニューヨークのサックス・フィフス・アヴェニューのプラス・サイズ部門は、一九九九年以降二〇%以上も業績を伸ばしている。私たちの肌の露出度はだんだん高まってきている。一九一三年以降、アメリカ人女性の服を作るのに必要な生地の量は減り続け、結果的に六四%も減少している。また、私たちがどんな服を着るか、服に足りないものは何かといったことは、すべてデザイナー次第である。

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