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最初のデートに失敗したら「完全無視」を決め込む!?

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大ヒットしたテレビドラマ『黒革の手帳』(松本清張原作)の最終回では、ヒロインの元子(米倉涼子)が、「君は、自由のまま僕と結びついていればいい」という安島(仲村トオル)のセリフに強烈な反感を抱く。そのひと言に、放し飼いの愛人を持とうとする男のエゴを感じ取ったからだ。そして、そのひと言で、元子は安島に傾きかけた心を捨てて鬼になるこうした女性心理は、たとえば最初のデートに失敗したあとの対処法を考えるとさ、大いに参考になる。

石川達三の『幸福の限界』には、その小説が書かれた昭和二年代としてはきわめてラジカル(急進的)なヒロインが登場する。そのヒロイン、由岐子は、「結婚は、性生活をともなう女中生活」との考えにもとづいて、結婚を拒否して恋愛を楽しみ続ける。そんな由岐子が、あるとき、恋人の仕事場をおとずれる。

すると、小説家の恋人は原稿書きの最中で、「ああ、ちょっとあとにしてくれ」と由岐子には目もくれない。タバコの灰が床に落ちそうなことにも気づかず、一心不乱に原稿に集中している。そうやって無視された由岐子は、「男の恐ろしさと美しさ」を感じる。その瞬間を境に、小説家の妻となって平凡な結婚生活を生きることを決意するのだ。

最初のデートに失敗すると

最初のデートに失敗すると、男は、汚名を返上しようと、間をおかないで、趣向を変えた二度目のデートに誘おうとしがちだ。しかし、こんなときは、『幸福の限界』に出てきた小説家が取った行動のような「完全無視」という方法もある。

ともかく、一時は、話しかけもせず見つめもしないような態度を取ってみる。相手の女性にまったく脈がなければそれまでだが、少しでも脈あり、という場合は、大きな効果が期待できる。無視された女性は、何よりもまず、その無視の理由を知りたがる。

そして、つぎに自分の魅力についての不安を抱く。その両方が入り混じって、自分を無視する男のことが頭から離れないような状態になる可能性もある。つまり、これは一発逆転の大技なのである。

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