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黙っていてもわかり合うことができる関係に

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「以心伝心」や「あ・うんの呼吸」という言い方もありますが、これが機能するにはその前段階に言葉できちんと伝え合ってきた関係性ができていることが必要で。いろいろな言葉を交わし、話を積み重ねた経緯がなければ「黙っていてもわかり合う」ことはできないのです。とくに昔とは違い情報量も多く、親子であってもまったく違う環境の中で暮らしています。

言葉でお母さんの愛情を表現し、子どもがお母さんの無条件・無資格の愛情を確認できるようにしてあげることが大切です。なぜなら言葉で伝えていくことこそが、親子の愛情を目に見える形でつなぐ方法となるからです。人と人がコミュニケーションをとるには言葉の力を使うしかありません。

子どもを大事に思っていること、何にも増して大切に思っているということ、それは言葉や態度で表していかなければ子どもには伝わっていきません。子どもを心から大切に思っているなら、ぜひ言葉で親御さんの愛情を伝えてあげましょう。とくにお母さんの「大好き」という言葉ほど、子どもが生きる力を育てていく際の応援歌になるものはないからです。

言葉とは伝えるための道具

自分と同じではない。言葉とは伝えるための道具です。言葉で伝えることがしっかりできていなかったら「こうしてほしい」も伝わりません。いいしつけをするためにも、言葉の力はとても大切なのです。「親子だから黙っていても愛情は伝わるだろう」と思われるかもしれませんが、やはり心の中だけで思っている愛情は子どもにはなかなか届きにくいものです。

日本語にはパワーがある私たちがごく当たり前のように使っている日本語には、大変に情感豊かな美しい言葉が多く存在しています。例えば「かぐわしい」「愛しい」「いじらしい」「切ない」「やるせない」など、英語では聞しきれないニュアンスを満えた表現が数多くありますね。「雨がしとしと降る」の「しとしと」も、しとしととはどういうものか教わらなくても、日本人は肌でわかります。

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