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子育て

母子関係を育てるには

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お母さんに内緒に物を与えることなどは、子どもを陰日向のある人格、つまり二重人格を作っているようなもの。とくに、孫を独占してしまうようなことがあると、母子関係が育ちません。お母さんは、お年寄りが甘やかしているのを見ると、それを気にしながらも、お年寄りに向かって自分の考えをいうことができないために、子どもがそばに寄ってきたときには、つい厳しい態度をとってしまいます。

お年寄りと同居している家族で、生活をきちっと分離していない家族が意外に多く、それがごたごたのもとになっています。孫への可愛さが余って、両親の承諾も得ないで、菓子類を与えたりすれば、子どもには、欲望をおさえる気持が育ちませんし、虫歯をたくさん作ってしまいます。これが「甘やかし」であって、子どもからの「甘え」を受け入れるのとは全くちがったよくない育て方になってしまいます。

昔から、年寄りっ子は三文安いなどといわれてきましたが、お年寄りに溺愛されて、人格に著しいゆがみを持っている子どもが少なくないのです。それがはっきりと現われるのは、思春期です。思春期になって登校拒否を起こした子どもの六割が、乳幼児期にお年寄りといっしょに住んでいたという生活史を持っています。

かなか友だちのできない子どもの中に

お年寄りは、「ママは冷たい人だ」などといって猫可愛がりをしますから、子どもの自発性は育ちません。幼稚園に入ってからもなかなか友だちのできない子どもの中に、このような子どもがいるのです。

六〜八カ月に現われる人見知り子どもの人格形成にとって、とくに大切な子どもの姿。生後一、二カ月は、周囲の世界との対応はあまりはっきりとしていません。それは、目がよく見えないし、耳もまた外界の音をとらえるのにはじゅうぶんに発達していないからです。最もはっきりしているのは、皮ふ感覚で、すでに抱かれ心地を感じ始めています。ですから生後一、二カ月のスキンシップはかなり重要な意味を持っています。

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