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バラも色気も崩れ落ちる寸前になぜか心魅かれてしまう

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切り花と庭木の花の違いは、花壺に生けられた花はしぼみかけるとすぐ捨てられるが、に植えられた花は、最後の花びら一枚が地面に落ちるまでその姿をさらしているという点にある。生け花としてはとてもつとまらないような、崩れ落ちる寸前のめくれあがった花びらを重そうに抱えている垣根のバラが、とても好きである。これが雨に打たれたりしていると、たまらなく風慣がある。崩れ落ちる寸前、というのがいいのだ。

バラも色気も、崩れ落ちる寸前になぜか心魅かれてしまう。バラが好きである。それも、花屋のケースにおさまってる整った切り花ではなく、庭木としてのバラが好き。5月は、まさにバラの花のまっ盛り。自宅周辺には、バラを垣根にした一軒家も多く、自転車で仕事場にむかいながら、ウットリ眺めている。

崩れ落ちる寸前になぜか魅かれてしまう。だから、もちろん、苗木自体も、フランス庭園のようにキレイに刈りこまれたものより、無造作に枝の伸び放題の方がいい。それでアーチなんかが作れたらいのイバラ姫のお城をとり囲んだつるバラと同じようになる。

シラルーリーニという崩れ落ちる寸前のバラ

シラルーリーニという崩れ落ちる寸前のバラであった。締めっけた下着からこぼれる尻の肉。ぶよぶよ一歩手前の腹の肉のたわみ。均整のとれすぎた美女ヌードを見なれた目にとっては(だいたいアメリカ映画はそういう女優のハダカしか見せない)、これは驚きだった。しかし、男なら、絶対、イザベラ・ロッセリーニの方に色気を感じるだろうと思う。

ところで、バラが垣根として用いられるのは、トゲが有刺鉄線と同じ役目を果たすからかしら。トゲを隠しもった崩れ落ちるバラ。男なら、こういう女がいいな思うかもしれない。

また、いい男というものが、意外と手つかずに残っていたりする。ルックス良し、育ちもよし、性格も良好、スポーツマン、高学歴、高収入。こういうのが、なぜか%過ぎても独身だったりする。男たちの嫉妬を買い、女たちの美深望を集め、それでもさわやかに、彼は存在していたりする。

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